2023年4月から第14次労働災害防止計画が始まります
「労働災害防止計画」とは、労働災害を減少させるために国が重点的に取り組む事項を定めた中期計画です。
厚生労働省は、過労死やメンタルヘルス不調への対策の重要性が増していることや、就業構造の変化及び労働者の働き方の多様化を踏まえ、労働災害を少しでも減らし、安心して健康に働くことができる職場の実現に向け、国、事業者、労働者等の関係者が目指す目標や重点的に取り組むべき事項を定めた2023年4月から 2027年3月までの5年間を計画期間とする「第14次労働災害防止計画」を2023年3月27日に公示しました。
これまでの労働災害防止計画により、労働現場における安全衛生の水準は大きく改善してきているものの、休業4日以上の死傷災害は、ここ数年増加傾向にあります。
また、高年齢労働者の労働災害増加や、中小事業場における労働災害の発生が顕著であることに加え、働き方改革への対応やメンタルヘルス不調など、労働者の健康保持増進に関する課題は多様化しております。
このような状況を踏まえ、第14次労働災害防止計画は、労働災害を少しでも減らし、安心して健康に働くことができる職場の実現に向け、関係者が目指す目標や重点的に取り組むべき事項を定められています。
会員事業者におかれましては、別添のとおり、計画の推進に取組みいただきますようお願いします。
第14次労働災害防止計画について(厚生労働省)